【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2021-000091

128 Technology Session Smart Router における認証不備の脆弱性

概要

128 Technology が提供する 128 Technology Session Smart Router には、認証不備 (CWE-287) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社イエラエセキュリティ 片岡 玄太 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


128 Technology
  • 128 Technology Session Smart Router 4.4 から 5.0.1 まで

想定される影響

遠隔の第三者によって、認証を回避され root 権限で任意の OS コマンドを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

開発者によると、128T SSR 4.4 系はサポートが終了しているため、4 系の利用を継続する場合は、4.5.11 へアップグレードする必要があるとのことです。また、128T SSR 5.0.0 または 5.0.1 を使用している場合、5.1.6 以上にアップグレードが必要とのことです。
アップグレードの詳細は、Upgrading the 128T Networking Platform をご確認ください。
ベンダ情報

128 Technology
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-31349
参考情報

  1. JVN : JVN#85073657
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-31349
更新履歴

  • [2021年10月18日]
      掲載