【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2021-000077

Huawei 製 EchoLife HG8045Q における OS コマンドインジェクションの脆弱性

概要

Huawei が提供する光ネットワーク端末 (ONT : Optical Network Terminal) である EchoLife HG8045Q には、ネットワーク事業者のメンテナンス作業向けのコマンドラインインタフェースが実装されており、初期設定では無効となっています。
コマンドラインインタフェースが有効になっている場合、当該機器にログインするとメンテナンス作業に使われる一定のコマンド群を実行できます。
コマンドラインインタフェースには入力内容の処理に不備があり、細工された入力により BusyBox が提供するコマンドの一部を直接実行可能 (CWE-78) です。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.7 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Huawei
  • HG8045Q Software version : V300R016C00SPC110
  • HG8045Q Software version : V300R018C10

想定される影響

コマンドラインインタフェースが有効になっている場合、管理者権限ユーザによって、OS コマンドを直接実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ソフトウェアを最新版にアップデートしてください。
開発者から本脆弱性に対応した次のバージョンが提供されています。
  • Software version : V300R016C00SPC130 (V300R016C00SPC110 向け)
  • Software version : R18C10SPC152 (V300R018C10 向け)
ベンダ情報

Huawei
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-37028
参考情報

  1. JVN : JVN#41646618
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-37028
更新履歴

  • [2021年08月17日]
      掲載