【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2020-000053

CyberMail における複数の脆弱性

概要

サイバーソリューションズ株式会社が提供する CyberMail には、次の複数の脆弱性が存在します。
・クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2020-5540
・オープンリダイレクト (CWE-601) - CVE-2020-5541

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 中華資安国際 郭榮智 氏、謝佳龍 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2020-5540の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2020-5541の評価になります。
影響を受けるシステム


サイバーソリューションズ
  • CyberMail Ver.6 系
  • CyberMail Ver.7 系

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
・当該製品を使用しているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2020-5540
・細工された URL にアクセスすることで、任意のウェブサイトにリダイレクトされる。結果として、フィッシングなどの被害にあう - CVE-2020-5541
対策

[パッチを適用する]
開発者が提供する情報をもとに、パッチを適用してください。
開発者は、本脆弱性の対策として CyberMail Ver.7 系向けに次のパッチをリリースしています。なお、CyberMail Ver.6 系はサポート終了 (EOS) のため、CyberMail Ver.6 系向けのパッチがリリースされる予定はないとのことです。
・hotfix_cmv7sp3_200616

[ワークアラウンドを実施する]
本脆弱性の影響を軽減する回避策については、開発者から提供されているサポートドキュメント「FAQ#: 1000985 CVE-2020-5540,CVE-2020-5541 CyberMail における複数の脆弱性(JVN#46258789)」(要ログイン) を参照してください。
ベンダ情報

サイバーソリューションズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
  2. 不適切な入力確認(CWE-20) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-5540
  2. CVE-2020-5541
参考情報

  1. JVN : JVN#46258789
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-5540
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-5541
更新履歴

  • [2020年08月11日]
     掲載