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JVNDB-2020-000047
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JavaFX の WebEngine コンポーネントに任意の Java メソッド実行が可能になる脆弱性
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JavaFX は Java アプリケーション向けの GUI ライブラリです。
OracleJDK のバージョン 7 からバージョン 10 までは JDK に同梱される形で提供されていました。
OracleJDK バージョン 11 以降には同梱されなくなり、OpenJDK コミュニティ傘下の OpenJFX プロジェクトによって開発が継続されています。
JavaFX に含まれる WebEngine コンポーネントは web コンテンツのレンダリング機能を提供しており、web コンテンツ中の JavaScript コードから Java メソッドを呼び出せるように設定することも可能です。
WebEngine コンポーネントには、細工された JavaScript コードから任意の Java メソッド呼び出しが可能になる脆弱性が存在します(CWE-470)。
これは、過去に Android の WebView コンポーネントに対して指摘された脆弱性 CVE-2012-6636 と同じタイプの脆弱性です。
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 合同会社DMM.com 市原良平 氏
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CVSS v3 による深刻度 基本値: 8.8 (重要) [IPA値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 不要
- 利用者の関与: 要
- 影響の想定範囲: 変更なし
- 機密性への影響(C): 高
- 完全性への影響(I): 高
- 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度 基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 中
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): 部分的
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OpenJFX Project
オラクル
- JDK 8 update 251 より前のバージョン
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JavaFX を使用したアプリケーションが細工された web コンテンツを処理すると、当該アプリケーションの実行権限で任意の Java コードを実行させられる可能性があります。
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[アップデートする]
JavaFX アプリケーション開発者は、最新の JavaFX ライブラリを使用してアプリケーションを更新してください。
JavaFX アプリケーションユーザは、Java 実行環境を最新バージョンに更新してください。
OracleJDK 8 update 251 に同梱されている JavaFX および OpenJFX プロジェクトが提供する JavaFX 14.0.1 では、JavaScript から呼び出せる Java メソッドに制限を加えています。詳細はリリースノートを確認してください。
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OpenJFX Project
オラクル
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- その他(CWE-Other) [IPA評価]
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- JVN : JVN#62161191
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