【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2020-000040

Chrome拡張機能e-Tax受付システムAP において任意のコマンドが実行可能な脆弱性

概要

国税庁が提供する Chrome拡張機能e-Tax受付システムAP は、e-Tax受付システムを Google Chrome または Microsoft Edge (Chromiumベース) で利用するための機能です。ユーザが Chrome拡張機能e-Tax受付システムAP を動作させる際、第三者によって細工されたパラメータを Chrome拡張機能e-Tax受付システムAP に与え、COM オブジェクトが操作されることにより、結果として任意のコマンドが実行される可能性があります。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社サイバーディフェンス研究所 ucq 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


国税庁
  • Chrome拡張機能e-Tax受付システムAP Ver1.0.0.0

想定される影響

遠隔の第三者によって、任意のコマンドが実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版の Chrome拡張機能へアップデートしてください。
ベンダ情報

国税庁
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-5601
参考情報

  1. JVN : JVN#40039627
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-5601
更新履歴

  • [2020年06月24日]
       掲載