【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2019-014437

リコー製プリンタドライバにおける権限昇格の脆弱性

概要

株式会社リコーが提供する複数のプリンタドライバには、権限昇格の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


リコー
  • Generic PCL5 Driver
  • PC FAX Generic Driver
  • PCL6 (PCL XL) Driver
  • PCL6 Driver for Universal Print
  • PostScript3 Driver
  • PS Driver for Universal Print
  • RPCS Driver
  • RPCS Raster Driver

影響を受ける製品は複数存在します。 詳しくは、開発者が提供する情報をご確認下さい。
想定される影響

当該プリンタドライバがインストールされたコンピュータにログイン可能なユーザによって、細工されたプリンタドライバを使用されることで、管理者権限を取得される可能性があります。
対策

[パッチを適用する]
ベンダが提供する情報をもとにパッチを適用してください。
ベンダ情報

リコー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2019-19363
参考情報

  1. JVN : JVN#15697526
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-19363
  3. 関連文書 : CVE-2019-19363 - Local Privilege Escalation in many Ricoh Printer Drivers for Windows
更新履歴

  • [2020年02月17日]
      掲載
  • [2020年02月25日]
       タイトル:内容を更新
      概要:内容を更新
      CVSS による深刻度:内容を更新
      影響を受けるシステム:内容を更新
      想定される影響:内容を更新
      対策:内容を更新
      ベンダ情報:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新
      参考情報:JVN (JVN#15697526) を追加