【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2019-000064

WordPress 用プラグイン wpDataTables Lite における複数の脆弱性

概要

TMS-Plugins が提供する WordPress 用プラグイン wpDataTables Lite には、次の複数の脆弱性が存在します。
・クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2019-6011
・SQL インジェクション (CWE-89) - CVE-2019-6012

この脆弱性情報は、次の方が製品開発者に直接報告し、製品開発者との調整を経て、製品利用者への周知を目的に JVN での公表に至りました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 佐藤 元 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.2 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
※上記は、CVE-2019-6012の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2019-6011の評価になります。
影響を受けるシステム


TMS-Outsource
  • wpDataTables Lite Version 2.0.11 およびそれ以前

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
・当該製品にログインしているユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される - CVE-2019-6011
・管理者権限を持つユーザによって、任意の SQL コマンドを実行される - CVE-2019-6012
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

TMS-Outsource
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
  2. SQLインジェクション(CWE-89) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2019-6011
  2. CVE-2019-6012
参考情報

  1. JVN : JVN#14776551
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-6012
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-6011
更新履歴

  • [2019年10月11日]
      掲載
  • [2019年10月16日]
       影響を受けるシステム:内容を更新