【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2019-000058

複数のリコー製プリンタおよび複合機における複数のバッファオーバーフローの脆弱性

概要

株式会社リコーが提供する複数のプリンタおよび複合機には、次の複数の脆弱性が存在します。
・HTTP クッキーヘッダ解析処理におけるバッファオーバーフロー (CWE-119) - CVE-2019-14300
・Wifi、mDNS、POP3、SMTP および警告の設定を行う際の HTTP パラメータ解析処理におけるバッファオーバーフロー (CWE-119) - CVE-2019-14305
・SNMP 設定を行う際の HTTP パラメータ解析処理におけるバッファオーバーフロー (CWE-119) - CVE-2019-14307
・LPD パケット解析処理におけるバッファオーバーフロー (CWE-119) - CVE-2019-14308

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
※上記は、CVE-2019-14300の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
※上記は、CVE-2019-14305の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
※上記は、CVE-2019-14307の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
※上記は、CVE-2019-14308の評価になります。
影響を受けるシステム


リコー
  • SP C250DN ファームウェア ver.1.07 より前のバージョン
  • SP C250SF ファームウェア ver.1.13 より前のバージョン
  • SP C252DN ファームウェア ver.1.07 より前のバージョン
  • SP C252SF ファームウェア ver.1.13 より前のバージョン

上記以外にも影響を受ける製品が多数あるため、詳しくは開発者が提供する情報をご確認ください。
想定される影響

遠隔の第三者によって、任意のコードを実行されたり、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受けたりする可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

リコー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2019-14300
  2. CVE-2019-14305
  3. CVE-2019-14307
  4. CVE-2019-14308
参考情報

  1. JVN : JVN#11708203
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-14300
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-14305
  4. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-14307
  5. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-14308
更新履歴

  • [2019年09月13日]
      掲載
  • [2020年02月25日]
      影響を受けるシステム:内容を更新