【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2018-000908

WebProxy におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

LunarNight Laboratory が提供する WebProxy は、プロキシサーバを構築するためのソフトウエアです。WebProxy には、リクエストの処理に不備があり、ディレクトリトラバーサル (CWE-22) の脆弱性が存在します。

この案件は、2017年12月5日に開催された公表判定委員会による判定にて、ソフトウエア製品等の脆弱性関連情報に関する取扱規程(平成29年経済産業省告示第19号)および、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドラインにおける、次のすべての条件を満たすことを確認したため、JVN で公表することが適当と判定されたものです。

1. 当該案件が調整不能であること
2. 脆弱性の存在が認められると判断できること
3. IPAが公表しない限り、当該脆弱性情報を知り得ない製品利用者がいるおそれがあること
4. 製品開発者や製品利用者の状況等を総合的に勘案して、公表が適当でないと判断する理由・事情がないこと
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.3 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


LunarNight Laboratory
  • WebProxy バージョン 1.7.8

上記は、届出のあったソフトウエア製品名およびバージョンです。
想定される影響

当該製品を実行しているサーバ上に任意のファイルを作成される可能性があります。
対策

[WebProxy バージョン 1.7.9 の使用中止を検討してください。]
製品開発者と連絡が取れないため、本脆弱性の対策状況は不明です。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-0542
参考情報

  1. JVN : JVN#87226910
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-0542
更新履歴

  • [2018年03月13日]
      掲載
  • [2018年03月14日]
      概要:内容の更新
  • [2018年06月14日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2018-0542) を追加