【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2018-000107

OpenAM (オープンソース版) におけるセッション管理不備の脆弱性

概要

OpenAM (オープンソース版) には、セッション管理不備の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社 岩片 靖 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenAM コンソーシアム
  • OpenAM (オープンソース版) 13.0 およびそれ以降

想定される影響

当該製品にログイン可能なユーザによって、秘密の質問 (Security Questions) を書き換えられ、パスワードを変更される可能性があります。
対策

[パッチを適用する]
OpenAM コンソーシアムにより、本脆弱性へのパッチが公開されています。
OpenAM コンソーシアムが提供する情報をもとに、修正パッチを適用してください。

[ワークアラウンドを実施する]
次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
・秘密の質問によるパスワード・リセットの設定を無効にする
ベンダ情報

OpenAM コンソーシアム オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社 株式会社オージス総研
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-0696
参考情報

  1. JVN : JVN#49995005
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-0696
更新履歴

  • [2018年10月12日]
      掲載
  • [2019年09月26日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2018-0696) を追加