【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2018-000097

FXC 製の複数のネットワーク機器におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

FXC株式会社が提供する複数のネットワーク機器には、格納型のクロスサイトスクリプティング (CWE-79) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 セキュリティ・ネットワーク領域 砂川 真範 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.3 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


FXC株式会社
  • 管理機能付レイヤ2スイッチ FXC5210 用ファームウェア Ver1.00.22 より前のバージョン
  • 管理機能付レイヤ2スイッチ FXC5218 用ファームウェア Ver1.00.22 より前のバージョン
  • 管理機能付レイヤ2スイッチ FXC5224 用ファームウェア Ver1.00.22 より前のバージョン
  • 管理機能付レイヤ2スイッチ FXC5426F 用ファームウェア Ver1.00.06 より前のバージョン
  • 管理機能付レイヤ2スイッチ FXC5428 用ファームウェア Ver1.00.07 より前のバージョン
  • 給電機能付 (PoE) スイッチ FXC5210PE 用ファームウェア Ver1.00.14 より前のバージョン
  • 給電機能付 (PoE) スイッチ FXC5218PE 用ファームウェア Ver1.00.14 より前のバージョン
  • 給電機能付 (PoE) スイッチ FXC5224PE 用ファームウェア Ver1.00.14 より前のバージョン
  • 無線LANルータ AE1021 用ファームウェアすべてのバージョン
  • 無線LANルータ AE1021PE 用ファームウェアすべてのバージョン

想定される影響

悪意ある管理者が当該製品の管理画面に細工した入力を行った後、別の管理者がログインすると、ウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

管理機能付レイヤ 2 スイッチおよび給電機能付 (PoE) スイッチ製品への対応:
[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートしてください。

無線LANルータ製品への対応:
[ワークアラウンドを実施する]
次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
・当該製品の管理画面へのアクセスを、信頼できるメンバのみに制限する
ベンダ情報

FXC株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-0679
参考情報

  1. JVN : JVN#68528150
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-0679
更新履歴

  • [2018年09月13日]
      掲載
  • [2019年08月27日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2018-0679) を追加