【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2018-000093

ヤマハ製の複数のネットワーク機器における複数のスクリプトインジェクションの脆弱性

概要

ヤマハ株式会社が提供する複数のネットワーク機器の管理画面には、複数のスクリプトインジェクション (CWE-74) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

CVE-2018-0665
報告者: 金沢工業大学 土井勇人 氏

CVE-2018-0666
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 山本 知典 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.7 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


ヤマハ
  • NVR500 ブロードバンドVoIPルーター Rev.11.00.36 以前
  • RT57i ブロードバンドVoIPルーター Rev.8.00.95 以前
  • RT58i ブロードバンドVoIPルーター Rev.9.01.51 以前
  • RTX810 ギガアクセスVPNルーター Rev.11.01.31 以前
  • FWX120 ファイアウォール Rev.11.03.25 以前

想定される影響

当該製品を複数の管理者が共同管理している状況で、悪意を持った管理者が細工した入力を行うことで、他の管理者が管理画面にアクセスした際に、ウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートしてください。
ベンダ情報

ヤマハ 西日本電信電話株式会社 東日本電信電話株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-0665
  2. CVE-2018-0666
参考情報

  1. JVN : JVN#69967692
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-0665
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-0666
更新履歴

  • [2018年08月29日]
      掲載
  • [2018年08月31日]
      ベンダ情報:東日本電信電話株式会社 ( 東日本電信電話株式会社 の告知ページ ) を追加
      ベンダ情報:西日本電信電話株式会社 ( 西日本電信電話株式会社 の告知ページ ) を追加
  • [2018年09月03日]
      影響を受けるシステム:内容の更新
  • [2019年08月27日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2018-0665) を追加
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2018-0666) を追加