【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2018-000029

Safari におけるスクリプトインジェクションの脆弱性

概要

Apple が提供する Safari には、サーバ証明書エラーの表示処理にスクリプトインジェクション (CWE-81) の脆弱性が存在します。
サーバ証明書の検証でエラーとなった際に Safari が表示するエラーページには、サイトにアクセスした際に使われたドメイン名がそのまま出力されるため、細工されたドメイン名のサイトに誘導された結果として表示されるエラーページを通じて、ウェブブラウザ上でスクリプトが実行される可能性があります。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: NTTコミュニケーションズ株式会社 東内裕二 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


アップル
  • Safari version 11.0.2 およびそれ以前

想定される影響

細工されたドメイン名のサイトに誘導されたユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

アップル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2018-4133
参考情報

  1. JVN : JVN#01161596
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2018-4133
更新履歴

  • [2018年03月30日]
      掲載
  • [2018年06月14日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2018-4133) を追加