【活用ガイド】

JVNDB-2026-036484

LinuxのLinux KernelにおけるNULL ポインタデリファレンスに関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。net: mana: 既にデタッチされたポートでの冗長なデタッチ処理をスキップするようになりました。mana_per_port_queue_reset_work_handler() が、前回のデタッチが成功しアタッチが失敗した後に実行される場合、ポートはデタッチされた状態のままで、apc->tx_qp と apc->rxqs は既に解放されています。mana_detach() を無条件に再度呼び出すと、キューの解体中にNULLポインタ参照を引き起こします。そこで、mana_detach() において、ポートがすでにデタッチ状態(!netif_device_present)である場合は非クローズ呼び出し元向けに早期終了を追加し、冪等に呼び出すことが安全になるよう改善しました。これにより、キューリセットハンドラやその他のリカバリ経路は、冗長な解体を行うことなく単純に mana_attach() の再試行が可能となります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.18.33 以上 6.18.35 未満
  • Linux Kernel 7.0 以上 7.0.12 未満
  • Linux Kernel 7.1

想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-63972
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-63972
  2. 関連文書 : net: mana: Skip redundant detach on already-detached port - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/7ae590797f9b5c240aaea5773f5f00977a42a846)
  3. 関連文書 : net: mana: Skip redundant detach on already-detached port - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/c4152b4e28b3e550ec99351bf900e2c24c2608cc)
  4. 関連文書 : net: mana: Skip redundant detach on already-detached port - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/5b05aa36ee24297d7296ca58dfd8c448d0e4cda3)
更新履歴

  • [2026年10月05日]
      掲載