【活用ガイド】

JVNDB-2026-036450

wolfSSL Inc.のwolfSSLにおける不適切な動作順序に関する脆弱性

概要

(D)TLS 1.2クライアントは、ClientKeyExchangeメッセージを送信する前にChangeCipherSpecメッセージを受け入れてしまうことがあります。その時点ではマスターシークレットが導出されていないため、クライアントは既知の(決定的な)キーから導出された読み取りキーをインストールし、サーバーのFinishedメッセージを同じキーを使って検証します。このため、順序外のChangeCipherSpecメッセージを攻撃者が使用し、サーバーの代わりにハンドシェイクを完了させ、クライアントが正当とみなすデータを送信することが可能になります。クライアント自身の通信は正しく導出されたキーを使用しているため、攻撃者はこれを読み取ることができず、正規のサーバーがハンドシェイクを完了できません。DTLS 1.2クライアントは、データグラムの読込時に順序外のレコードを単独で届けることができるため、この影響を受けます。TLS 1.2クライアントは、アプリケーションがwolfSSL_inject()で受信バイトを供給する場合や、リードアヘッドを有効にした場合に影響を受けます。証明書スイートを使用する場合、攻撃者は中間者攻撃の位置にいる必要があります。PSK(事前共有キー)接続の場合、PSKを知らなくても偽サーバーが成功する可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 3.7 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


wolfSSL Inc.
  • wolfSSL 4.7.0 から 5.9.2

想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う情報の一部が書き換えられる可能性があります。
・当該ソフトウェアは停止しません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な動作順序(CWE-696) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-93304
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-93304
  2. 関連文書 : Only process CCS after CKE is sent.  Fix verification logic for RPK.  Clear legacy_session_id when using TLS 1.3.  Forbid Certificate messages for PSK. by kareem-wolfssl  Pull Request #11458  wolfSSL/wolfssl
更新履歴

  • [2026年10月05日]
      掲載