【活用ガイド】

JVNDB-2026-036277

wolfSSL Inc.のwolfSSLにおける証明書検証に関する脆弱性

概要

wolfSSLのバージョン5.7.2から5.9.2において、RFC 6961のクライアントサイド実装に不備があり、複数OCSPレスポンスステイプリングにより証明書の偽造が可能となる脆弱性が存在します。wolfSSLクライアントがHAVE_CERTIFICATE_STATUS_REQUEST_V2機能でOCSPステイプリングを有効にし、wolfSSL_UseOCSPStaplingV2(ssl, WOLFSSL_CSR2_OCSP_MULTI, options)を呼び出すと、クライアントはピアの証明書チェーン内のあらゆる証明書について、その証明書が認証局としての権限を実際に持っているかどうかを検証せずに認証局として受け入れてしまいます。これは、クライアントに信頼されているCAにチェーンされる任意の証明書(およびその秘密鍵)を攻撃者が所持している場合、任意のIDの証明書を偽造し、クライアントに有効とみなさせることができることを意味します。サーバーのエンドエンティティ証明書は永続的な信頼ストアに保存され、このコンテキストが再利用される後続の接続にも影響を与え、OCSPマルチの使用がされていない場合であっても影響があります。この脆弱性は、内部のwolfSSLテストによって発見されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


wolfSSL Inc.
  • wolfSSL 5.7.2 から 5.9.2

想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
・当該ソフトウェアは停止しません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不正な証明書検証(CWE-295) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-89102
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-89102
  2. 関連文書 : Fixes for OCSP stapling, cert manager, and certificate_status_request_v2 handling by Frauschi  Pull Request #11027  wolfSSL/wolfssl
更新履歴

  • [2026年10月02日]
      掲載