【活用ガイド】

JVNDB-2026-036110

OpenImageIO (OIIO)における期限切れのポインタデリファレンスに関する脆弱性

概要

OpenImageIOは、VFXやアニメーションに関連するあらゆる画像ファイル形式の画像ファイルを読み書き・操作するためのツールセットです。バージョン3.1.16.0より前では、TIFFのマルチスレッド処理が有効な状態で特別に細工されたZIP圧縮TIFFファイルを処理すると、TIFFInput::read_native_scanlines()が非同期のストリップ解凍作業がキューに残っている間にエラーパスを通ってリターンする可能性がありました。task_setはokやcompressed_scratchより前に宣言されているため、それらのキャプチャされたオブジェクトがtask_setのデストラクタの待機前に破棄されてしまい、その結果ワーカータスクが古いスタックおよびヒープ領域を使用してしまいます。そのため、スコープ外参照によるクラッシュおよびサービス拒否が引き起こされます。影響を受ける実装は、src/tiff.imageio/tiffinput.cppのTIFFInput::read_native_scanlines()、task_set、ok、compressed_scratch、およびuncompress_one_strip()により特定されており、これらが関連するソースパス、関数、状態、およびトリガーを定義しています。本問題はバージョン3.1.16.0で修正されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


OpenImageIO (OIIO)
  • OpenImageIO (OIIO) 3.1.16.0 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 期限切れのポインタデリファレンス(CWE-825) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-65970
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-65970
  2. 関連文書 : fix(tiff): avoid use-after-scope in multithreaded scanline reads by lgritz  Pull Request #5294  AcademySoftwareFoundation/OpenImageIO
  3. 関連文書 : Release v3.1.16.0  AcademySoftwareFoundation/OpenImageIO  GitHub
  4. 関連文書 : fix(tiff): avoid use-after-scope in multithreaded scanline reads (#5294)  AcademySoftwareFoundation/OpenImageIO@31201c2  GitHub
更新履歴

  • [2026年09月30日]
      掲載