【活用ガイド】

JVNDB-2026-034173

Tesseract OCRにおける境界外書き込みに関する脆弱性

概要

TesseractはオープンソースのOCRエンジンです。バージョン5.5.3およびそれ以前のバージョンでは、src/ccutil/genericvector.h内のGenericVector::readのコールバック形式において、独立したint32型フィールドであるreservedとsize_used_を.traineddataモデルから制限や不変条件のチェックなしに読み取っていました。reserve(reserved)は内部配列を確保しますが、コールバックループはsize_used_要素を書き込みます。したがって、バージョンIDが4以上のTESSDATA_INTTEMPコンポーネントを細工すると、src/classify/intproto.cpp内のfontinfo_table_.read(fp, read_info)呼び出し時にreservedを小さな値に、size_used_を大きな値に設定でき、その結果フォント情報(FontInfo)構造体にヒープの境界外書き込みが発生し、ヒープ破損やクラッシュ、または潜在的に制御可能な破損を引き起こす可能性があります。この問題について、レビュー時点では修正されたリリースはまだ提供されていません。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Tesseract OCR
  • Tesseract OCR 5.5.3 およびそれ以前

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外書き込み(CWE-787) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-88051
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-88051
  2. 関連文書 : Validate vector counts in GenericVector::read  tesseract-ocr/tesseract@56e09ca  GitHub
更新履歴

  • [2026年09月17日]
      掲載