【活用ガイド】

JVNDB-2026-033534

Grokability, Inc.のSnipe-ITにおける未チェックの戻り値に関する脆弱性

概要

Snipe-ITのバージョン8.6.3以下(8.7.0で修正)では、ImageUploadRequest::handleImages()内のストレージ書き込み操作の戻り値をチェックしていません。Laravelのデフォルトディスクモードは失敗時に例外を投げないため、Storage::disk('public')->put(...)の呼び出しが静かに失敗しても、アプリケーションはdeleteExistingImage()を通じて前の画像を削除し、新しいファイル名にモデルの画像参照を再割り当ておよび永続化してしまいます。これにより既存画像が破壊され、書き込まれていないファイルを指すデータベース上の行が残ってしまいます。同様の問題はdeleteExistingImage()内にも存在し、失敗したStorage::delete()呼び出しにおいてもモデルの画像フィールドがnull化されるため、ディスク上のファイルが孤立します。この状況は攻撃者が直接制御できるものではなく、正当な認証ユーザーが画像アップロードを行う際にストレージバックエンドが一時的に失敗した場合(例えばS3のネットワークエラー、ローカルファイルシステムの権限問題、クォータ超過など)に発生します。その結果、以前の画像が回復不能に失われ、データベースとディスク間で修正が必要な永続的な不整合が生じることになります。ImageUploadRequest::handleImagesを経由するコントローラーに関連するすべてのモデル(資産、資産モデル、ユーザー、会社、製造業者、ロケーション、カテゴリ、サプライヤー、部門、およびその他の画像を保持するモデル)が影響を受けます。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.3 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 低
影響を受けるシステム


Grokability, Inc.
  • Snipe-IT 8.7.0 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
・当該ソフトウェアの一部が停止する可能性があります。
対策

ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub VulnCheck
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 未チェックの戻り値(CWE-252) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-86749
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-86749
更新履歴

  • [2026年09月15日]
      掲載