【活用ガイド】

JVNDB-2026-031233

NLTKにおける信頼できないデータのデシリアライゼーションに関する脆弱性

概要

NLTKのバージョン3.10.0未満(影響を受けるバージョンは3.9.4以下)には、TransitionParser.parse()メソッド(nltk/parse/transitionparser.py)において、安全でないpickleの逆シリアライズの脆弱性が含まれています。このメソッドはデフォルトでrestricted=Falseの状態でpickle_load()を呼び出し、WarningUnpicklerを経由して逆シリアライズを行いますが、WarningUnpicklerはfind_class()をオーバーライドしていないため、任意のクラス解決を許可してしまいます。攻撃者が細工したモデルファイルをアプリケーションが読み込むと、埋め込まれたpickleガジェットチェーンにより、アプリケーションを実行するユーザーの権限で任意のPythonコードが実行されてしまいます。NLTKは安全な逆シリアライズのためにRestrictedUnpicklerを提供していますが、本番環境のコードパスでは使用されていません。この問題はバージョン3.10.0で修正されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.6 (緊急) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


NLTK
  • NLTK 3.10.0 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub VulnCheck
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 信頼できないデータのデシリアライゼーション(CWE-502) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-78683
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-78683
更新履歴

  • [2026年09月01日]
      掲載