【活用ガイド】

JVNDB-2026-031124

Dolibarr ERP & CRMのdolibarr erp/crmにおける不正な認証に関する脆弱性

概要

Dolibarr 23.0.4 より前のバージョンでは、誤った権限でREST APIのドキュメント削除を許可していました。htdocs/api/class/api_documents.class.php 内の Documents::delete() は、DELETE /api/index.php/documents を処理する際にモード引数として 'read' を使用して dol_check_secure_access_document() を呼び出します。一方で、同じ階層の builddoc() パスは、格納されたデータを変更する操作に適切なモードである 'write' を渡しています。したがって、societe:lire や facture:lire のようなドキュメントを保持するモジュールに対し読み取り権限のみを持ち、作成・書き込み・削除・管理権限を持たない認証済みAPIユーザーがチェックを通過し、該当モジュールのドキュメント(サードパーティのファイル、請求書、注文書、提案書、プロジェクトファイルおよび生成されたPDF)を永続的に削除できてしまう状況になっていました。この操作には復元パスが存在しません。該当呼び出し箇所は、23.0.3 では htdocs/api/class/api_documents.class.php の1276行目にあり、23.0.4 以降では 'write' を渡すように修正されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Dolibarr ERP & CRM
  • dolibarr erp/crm 23.0.4 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
・当該ソフトウェアは停止しません。
対策

ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

VulnCheck
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不正な認証(CWE-863) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-81729
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-81729
  2. 関連文書 : dolibarr/htdocs/api/class/api_documents.class.php at 23.0.3  Dolibarr/dolibarr  GitHub
  3. 関連文書 : Fix - bad test permission on deleting documents api - credit Seonghyeon  Dolibarr/dolibarr@de1d7a6  GitHub
  4. 関連文書 : GitHub - Dolibarr/dolibarr: Dolibarr ERP CRM is a modern software package to manage your company or foundation's activity (contacts, suppliers, invoices, orders, stocks, agenda, accounting, ...). it's an open source Web application (written in PHP) design
更新履歴

  • [2026年09月01日]
      掲載