【活用ガイド】

JVNDB-2026-030422

Bouncy Castleのbc-javaにおけるタイミングの違いに起因する情報漏えいに関する脆弱性

概要

Bouncy Castle for Java バージョン1.73から1.78未満において、3つのML-KEM(CRYSTALS-Kyber)ルーチンは、秘密から導出された多項式の係数を法qで除算していました。具体的には、復号されたメッセージをデコードするPoly.toMsgと、暗号文圧縮ルーチンであるPoly.compressPolyおよびPolyVec.compressPolyVecです。同じ長期間使用される秘密鍵で多数のデカプセル化のタイミングを計測できる攻撃者は、その秘密鍵を回復することが可能です。これらはKyberSlash1(Poly.toMsgの除算)およびKyberSlash2(暗号文圧縮の除算)という攻撃手法です。一方、エンカプセル化時に行われる圧縮は公開暗号文となる値に対して行われるため、この攻撃の影響は受けません。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Bouncy Castle
  • bc-java 1.73 以上 1.78 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
・当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
・当該ソフトウェアは停止しません。
対策

ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. タイミングの違いに起因する情報漏えい(CWE-208) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2024-14041
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2024-14041
  2. 関連文書 : @cryspan patch to standard branch - possible timing issue.  bcgit/bc-java@5adb2c5  GitHub
  3. 関連文書 : KyberSlash:Introduction
  4. 関連文書 : Fix second constant-time division issue in Kyber  bcgit/bc-java@1590247  GitHub
更新履歴

  • [2026年08月27日]
      掲載