【活用ガイド】

JVNDB-2026-028257

LinuxのLinux Kernelにおける不特定の脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。KVM: SVM: Hygon Family 18h上でのAVIC IPI仮想化が無効化されました(不具合対応 #1235)。Hygon Family 18h CPUはAMD Family 17h(Zen1)シリコンを元にしており、同じく不具合 #1235を共有しています。ハードウェアがICR書き込みのエミュレーション中に古いIsRunning=1ビットを読み取り、送信元vCPUでAVIC_IPI_FAILURE_TARGET_NOT_RUNNINGのVM-Exitを生成せずに静かに失敗する可能性があります。VM-Exitが発生しないため、KVMはブロックされているターゲットvCPUの必要なウェイクアップを見逃し、その結果vCPUがハングしたり、ゲスト実行が無制限に遅延したりします。既存のAMD Family 17hの不具合対応 #1235のワークアラウンドを拡張し、Hygon Family 18hも対象に含めました。IPI仮想化を無効化することで、KVMは物理IDテーブルでIsRunning=1を設定せず、すべての非自身IPIがVM-Exitを生成し、正しくエミュレートされます。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.1 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.17 以上 6.18.34 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 7.0.11 未満
  • Linux Kernel 7.1

想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-64172
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-64172
  2. 関連文書 : KVM: SVM: Disable AVIC IPI virtualization on Hygon Family 18h (erratum #1235) - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/9560e6fee887a9594a89fa265b5b9c79b1591803)
  3. 関連文書 : KVM: SVM: Disable AVIC IPI virtualization on Hygon Family 18h (erratum #1235) - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/9a12fa5213cfc391e0eed63902d3be98f0913765)
  4. 関連文書 : KVM: SVM: Disable AVIC IPI virtualization on Hygon Family 18h (erratum #1235) - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/94ade38f317ea086a181db0e6b69c574b3b70a5e)
更新履歴

  • [2026年08月17日]
      掲載