【活用ガイド】

JVNDB-2026-028219

LinuxのLinux KernelにおけるNULL ポインタデリファレンスに関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。KVM: arm64: nv: NULLのVNCR疑似TLB参照を回避するため、VNCR TLBの無効化はMMUノティファイアまたはTLBI命令から発生しますが、どちらもvcpuがまだオンラインになっておらず(疑似TLBが割り当てられていない状態)、これと競合する可能性があります。同様に、TLBが無効である場合は、その無効化をスキップすべきです。kvm_invalidate_vncr_ipa()とkvm_invalidate_vncr_va()の両方は同じチェックを行うことが期待されていますが、後者は割り当てのチェックを行わずにポインタを盲目的に参照してしまいます。これを解決するために、通常のkvm_for_each_vcpu()の上に新しいイテレータを導入し、上記両方の条件をチェックした上で、両関数の利用箇所をこのイテレータに置き換えました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.16 以上 6.18.39 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 7.1.4 未満

想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-64288
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-64288
  2. 関連文書 : KVM: arm64: nv: Avoid dereferencing NULL VNCR pseudo-TLB - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/5fd30133af864a1de0a0bd87d3fe3cf23205fbc7)
  3. 関連文書 : KVM: arm64: nv: Avoid dereferencing NULL VNCR pseudo-TLB - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/7c73a269a880b1399baacfb9d521415e6ef7ecc2)
  4. 関連文書 : KVM: arm64: nv: Avoid dereferencing NULL VNCR pseudo-TLB - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/4be6cbeb93d26994bd1827ddbce391e3c4395c8f)
更新履歴

  • [2026年08月17日]
      掲載