【活用ガイド】

JVNDB-2026-028044

LinuxのLinux KernelにおけるNULL ポインタデリファレンスに関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました:fuse-uringにおけるNULL参照を修正するために、ent_w_req_queueからリクエストのないエントリを削除しました。ユーザースペースのリングバッファへのコピーに失敗した場合、リクエストは終了され、fuse_uring_req_end()がent->fuse_reqをNULLに設定しますが、エントリはent_w_req_queue上にFRRS_FUSE_REQ状態のまま残ります。これにより、リクエストの有効期限ロジックが、エントリが移動される前のウィンドウでent_w_req_queueをスキャンするとNULL参照が発生する可能性がありました。本問題は、リクエストを終了する前にエントリをent_w_req_queueから取り除き、その状態をFRRS_FUSE_REQからFRRS_INVALIDに変更することで修正されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.16 以上 6.18.39 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 7.1.4 未満

想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-64258
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-64258
  2. 関連文書 : fuse-uring: remove request-less entries from ent_w_req_queue to fix NULL deref - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/0b466cf1b96e191b06b496c4de79da15315c3a9a)
  3. 関連文書 : fuse-uring: remove request-less entries from ent_w_req_queue to fix NULL deref - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/1c57a69be962d459c5e705f5cb4355b841b3461c)
  4. 関連文書 : fuse-uring: remove request-less entries from ent_w_req_queue to fix NULL deref - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/0a7f33010c0e4cd92937e088a54350381fd0fbf2)
更新履歴

  • [2026年08月13日]
      掲載