【活用ガイド】

JVNDB-2026-027386

NettyにおけるCRLF インジェクションの脆弱性

概要

Netty は非同期でイベント駆動型のネットワークアプリケーションフレームワークです。4.1.136.Final および 4.2.16.Final より前のバージョンでは、Netty の HAProxy エンコーダー(HAProxyMessageEncoder)は CRLF 文字を検証せず、AF_UNIX の送信元および宛先ソケットアドレスを HAProxy V1 テキストプロトコルに書き込んでいました。そのため、AF_UNIX アドレスを制御できる攻撃者は CRLF のシーケンスを挿入して、単一の PROXY ヘッダを複数行に分割することが可能でした。これは、V1 プロトコルが CRLF を行終端として使用すること、IPv4/IPv6 アドレスの形式チェックが暗黙的に CRLF を拒否するのに対し、AF_UNIX アドレスは長さのみを検証(最大108バイト)していたためです。結果として、偽造された 2 行目の PROXY ヘッダによってクライアントの送信元および宛先 IP をダウンストリームのサーバーまたはロードバランサへ偽装できるようになっていました。この問題は 4.1.136.Final および 4.2.16.Final のバージョンで修正されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Netty
  • Netty 4.1.136 未満
  • Netty 4.2.0 以上 4.2.16 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
・当該ソフトウェアは停止しません。
対策

ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. CRLF インジェクション(CWE-93) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-59919
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-59919
更新履歴

  • [2026年08月10日]
      掲載