【活用ガイド】

JVNDB-2026-027254

FFmpegにおける初期化されていないリソースの使用に関する脆弱性

概要

FFmpeg 8.1.2 までのバージョン(修正はコミット 8670835)には、LCL/ZLIB 動画デコーダに情報漏洩の脆弱性が存在しています。この脆弱性は、有効な zlib ストリームを供給し、その圧縮後のサイズが期待されるフレームサイズより小さい場合に、攻撃者が初期化されていないヒープメモリを露呈させることを可能にします。lcldec.c 内の zlib_decomp() 関数は、短い展開を致命的でないものとして扱い、RGB24 変換パスへ処理を継続します。この際、元のフレーム寸法を用いて割り当てバッファからフレーム全体分の行をコピーするため、ポインタ由来の割当てバイトを含む初期化されていないヒープ内容が攻撃者に観測可能な AVFrame 出力にコピーされます。それにより、長時間稼働するメディア処理サービスにおいて ASLR を回避される可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


FFmpeg
  • FFmpeg 8.1.2 およびそれ以前

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
・当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
・当該ソフトウェアは停止しません。
対策

ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

VulnCheck
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 初期化されていないリソースの使用(CWE-908) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-66038
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-66038
  2. 関連文書 : avcodec/lcldec: zero the not-decoded tail to avoid heap disclosure  e7cbfd1c50 - FFmpeg/FFmpeg - FFmpeg Forgejo
  3. 関連文書 : #23626 - avcodec/lcldec: zero the not-decoded tail to avoid heap disclosure - FFmpeg/FFmpeg - FFmpeg Forgejo
更新履歴

  • [2026年08月10日]
      掲載