【活用ガイド】

JVNDB-2026-024703

LinuxのLinux Kernelにおける不特定の脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。bpf: freplaceを介したkprobe_write_ctxの悪用に関する修正です。uprobeプログラムはstruct pt_regsを変更することが許可されています。uprobeの実際のプログラムタイプはKPROBEであるため、kprobeがカーネル関数にアタッチされている場合、kprobeとfreplaceを介してstruct pt_regsを変更される可能性があります。例えば、以下のようなコードがあります。SEC("?kprobe")int kprobe(struct pt_regs *regs){ return 0;}SEC("?freplace")int freplace_kprobe(struct pt_regs *regs){ regs->di = 0; return 0;}freplace_kprobeプログラムはkprobeプログラムにアタッチされ、kprobeプログラムはカーネル関数にアタッチされます。このパッチが適用されていない場合、カーネル関数が実行されると、その最初の引数は常にfreplace_kprobeプログラムを介して0に設定されます。kprobeとfreplaceを介したkprobe_write_ctx=trueの悪用を防ぐために、異なるkprobe_write_ctx値を持つkprobeプログラムに対してfreplaceプログラムのアタッチを禁止しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.18 以上 6.18.33 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 7.0.10 未満

想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-53095
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-53095
  2. 関連文書 : bpf: Fix abuse of kprobe_write_ctx via freplace - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/9836cadbd96c7e0dbb0018fa60e7872dd31ac4f8)
  3. 関連文書 : bpf: Fix abuse of kprobe_write_ctx via freplace - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/b312cf41b9e43f442613053f6cad39898e1baf96)
  4. 関連文書 : bpf: Fix abuse of kprobe_write_ctx via freplace - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/611fe4b79af72d00d80f2223354284447daafae9)
更新履歴

  • [2026年07月23日]
      掲載