【活用ガイド】

JVNDB-2026-023828

The Perl FoundationのPerlにおける整数オーバーフローの脆弱性

概要

Perlのバージョン5.43.9まででは、65535以上の固定文字列の枝が並列選択としてPerl_study_chunkでトライにコンパイルされると、正規表現のマッチ結果が静かに誤ってしまいます。これらの枝がトライに結合される場合、最初の枝と共有される末尾部分とのデルタ値が16ビットのフィールドに格納されます。枝の数が65535を超えるとこのフィールドがオーバーフローし、トライのマッチ判定テーブルが警告やエラーなしに切り詰められてしまいます。この形状のパターンは、誤検出(本来はマッチすべきでない文字列とマッチすること)や誤否定(本来はマッチすべき文字列にマッチしないこと)を引き起こします。このようなパターンがアクセス制御やフィルタリングの判断に用いられる場合、結果が誤ったものとなります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.1 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


The Perl Foundation
  • Perl 5.43.9 およびそれ以前

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Openwall
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 整数オーバーフローまたはラップアラウンド(CWE-190) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-13221
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-13221
  2. 関連文書 : Regexp memory corruption with large tries  Issue #23388  Perl/perl5
  3. 関連文書 : https://github.com/Perl/perl5/commit/03f74bbbd3a68350d926ee93d56ee4808c28c4c7.patch
更新履歴

  • [2026年07月16日]
      掲載