【活用ガイド】

JVNDB-2026-023158

LinuxのLinux Kernelにおける不特定の脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。KVMのarm64に関する問題で、mmu_lockの背後にあるnested_mmus配列の再割り当てに起因します。kvm->arch.nested_mmus[]はkvm->mmu_lockのもとで操作されており、MMUノーティファイパス(kvm_unmap_gfn_range() -> kvm_nested_s2_unmap())からもアクセスされます。このパスはいつでも実行され得ます。kvm_vcpu_init_nested()はkvm->arch.config_lockのみを保持した状態で配列を再割り当てし、古いバッファを解放します。そのため、そのようなウォーカーが解放済み配列を参照する可能性がありました。新しい配列は割り当て時にスリープする可能性があるため、mmu_lockの外で割り当てます。既存のエントリはロック下でコピーし、逆参照ポインタを修正してから配列を再割り当てます。kvfree()もスリープ可能であるため、古いバッファの解放はロック解除後に行います。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.11 以上 6.18.35 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 7.0.12 未満
  • Linux Kernel 7.1

想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-46317
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-46317
  2. 関連文書 : KVM: arm64: Reassign nested_mmus array behind mmu_lock - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/70543358fa08e0f7cebc3447c3b70fe97ad7aaa8)
  3. 関連文書 : KVM: arm64: Reassign nested_mmus array behind mmu_lock - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/918450ad6010df6ecd2efde12a1409e011da22d6)
  4. 関連文書 : KVM: arm64: Reassign nested_mmus array behind mmu_lock - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/4424dbcb06d68e34e51c019a5781a7dc00731971)
更新履歴

  • [2026年07月10日]
      掲載