【活用ガイド】

JVNDB-2026-022844

LinuxのLinux KernelにおけるNULL ポインタデリファレンスに関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。net: manaに関して、mana_removeの二重呼び出しを防止しています。PMの再開が失敗した場合(例:mana_attach()がエラーを返すと)、mana_probe()はmana_remove()を呼び出し、デバイスを破棄し、gd->gdma_context = NULL および gd->driver_data = NULL に設定します。しかしながら、再開コールバックの失敗が自動的にドライバーのバインド解除を引き起こさず、デバイスが最終的にバインド解除されるとmana_remove()が二度目に呼び出されます。NULLチェックがないと、gc == NULL の状態で gc->dev をデリファレンスしてしまい、カーネルパニックを引き起こす可能性があります。そこで、gdma_contextまたはdriver_dataがNULLの場合は早期リターンを追加し、二度目の呼び出しも安全になるように修正しました。さらに、dev = gc->dev の代入をNULLチェックの後に移動させ、NULLデリファレンスを防止しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 5.16 以上 6.18.33 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 7.0.10 未満

想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-53297
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-53297
  2. 関連文書 : net: mana: Guard mana_remove against double invocation - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/a1ddfd2c0b7a48e5239fadd2a24cc4bc2cda90e6)
  3. 関連文書 : net: mana: Guard mana_remove against double invocation - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/bbe5c3c570645a4ceb120979d3ee203a1583d775)
  4. 関連文書 : net: mana: Guard mana_remove against double invocation - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/50271d7ec95144d26808025b508f463780517d3c)
更新履歴

  • [2026年07月09日]
      掲載