【活用ガイド】

JVNDB-2026-022340

LinuxのLinux Kernelにおける有効期限後のメモリの解放の欠如に関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。netfilterの nft_meta_bridge における IIFHWADDR レジスタ経由のスタック残存データ漏洩の問題です。NFT_META_BRI_IIFHWADDR は宛先レジスタを長さ ETH_ALEN(6バイト)として宣言していますが、レジスタ初期化トラッキングの結果、32ビットレジスタ2個分(8バイト)に切り上げられます。次に nft_meta_bridge_get_eval() は memcpy(dest, br_dev->dev_addr, ETH_ALEN) を実行し、6バイトのみを書き込むため、2番目のレジスタの上位2バイトが未初期化のまま nft_do_chain() のスタックに残ります。その後の段階でそのレジスタ範囲を読み出すと、これらの残存バイトがユーザー空間に漏洩する可能性があります。宣言された範囲全体が正しく書き込まれるように、memcpy の前に2番目のレジスタをゼロクリアする対応を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.18 以上 6.18.36 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 7.0.13 未満
  • Linux Kernel 7.1

想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 有効期限後のメモリの解放の欠如(CWE-401) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-53211
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-53211
  2. 関連文書 : netfilter: nft_meta_bridge: fix stale stack leak via IIFHWADDR register - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/c7d573551f9286100a055ef696cde6af54549677)
  3. 関連文書 : netfilter: nft_meta_bridge: fix stale stack leak via IIFHWADDR register - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/f1e81d571e375d10e50e852223593493d98c1bac)
  4. 関連文書 : https://git.kernel.org/stable/c/07acb9798477535933bd658ac9fa85b6cb10d995
更新履歴

  • [2026年07月06日]
      掲載