【活用ガイド】

JVNDB-2026-021504

wolfSSL Inc.のwolfSSLにおけるデジタル署名の検証に関する脆弱性

概要

wolfSSL_PKCS7_verify() は、署名者を含まない退化した(証明書のみの)PKCS#7オブジェクトに対して成功を返していました。そのようなオブジェクトは signerInfos が空であるため、基盤となる署名付きデータの検証がコンテンツを認証せずに成功してしまいます。互換レイヤの verify パスは、実際に署名者の署名が検証されていない場合にオブジェクトを拒否するようになりました。これにより、有効な署名を含まない PKCS#7 がもはや検証済みと報告されなくなりました。この動作は、署名者の証明書チェーン検証のみを抑制し、署名の存在要件を放棄することを意図していなかった PKCS7_NOVERIFY フラグに関係なく適用されます。影響を受けるのは、退化した可能性のある PKCS#7 バンドルに対して PKCS7_verify() 互換 API を呼び出す OpenSSL 互換ビルドのみです。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


wolfSSL Inc.
  • wolfSSL 3.15.7 以上 5.9.2 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
・当該ソフトウェアは停止しません。
対策

ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

wolfSSL Inc.
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. デジタル署名の不適切な検証(CWE-347) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-55961
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-55961
  2. 関連文書 : Various fixes by Frauschi  Pull Request #10702  wolfSSL/wolfssl  GitHub
更新履歴

  • [2026年06月29日]
      掲載