【活用ガイド】

JVNDB-2026-018704

OALDERS (Olaf Alders)のHTML::Entitiesにおける解放済みメモリの使用に関する脆弱性

概要

PerlのHTML::Entitiesバージョン3.84以前では、_decode_entities関数で解放済みのヒープメモリが読み取られていました。HTML::Entities::_decode_entitiesを支えるXSルーチンは、entity2charハッシュのhv_fetchから返されたエンティティ値SV内のポインタ(repl)をキャッシュしていました。入力SVがそのハッシュ内の値SVと同一であり、かつその値に自身のキーがエンティティ参照として含まれている場合、後のgrow_gap()呼び出しによってSVのPVバッファが再割り当てされ、その結果replが指していた割り当ては解放されました。その後のコピー処理では、解放済みメモリからrepl_lenバイトを読み取ります。この読み取りによって隣接するヒープの内容が宛先SVに漏洩する可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OALDERS (Olaf Alders)
  • HTML::Entities 3.84 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
・当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
・当該ソフトウェアは停止しません。
対策

ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Openwall
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 解放済みメモリの使用(CWE-416) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-8829
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-8829
  2. 関連文書 : Fix heap-use-after-free in _decode_entities (CVE-2026-8829) by oalders  Pull Request #56  libwww-perl/HTML-Parser  GitHub
  3. 関連文書 : https://github.com/libwww-perl/HTML-Parser/commit/6922552b0778c90a9587a3894e248be4d3a25e1c.patch
更新履歴

  • [2026年06月09日]
      掲載