【活用ガイド】

JVNDB-2026-017716

DockerのDocker Desktopにおける信頼できない制御領域からの機能の組み込みに関する脆弱性

概要

macOS上のDocker Model RunnerのMLX推論バックエンドはMLX-LMライブラリを使用しており、このライブラリはmodel_file設定フィールドを介してconfig.json内のモデルディレクトリから任意のPythonファイルを無条件にインポートして実行します。モデルのconfig.jsonにPythonファイルを指すmodel_fileが指定されている場合、MLX-LMはimportlibを使ってそれを読み込み、trust_remote_codeゲートや同等の安全チェックなしに実行します。MLXバックエンドはサンドボックスなしで動作するため、Docker Desktopユーザー権限でDockerホスト上で任意のコードが実行されます。Dockerネットワーク上の任意のコンテナはmodel-runner.docker.internal APIを呼び出し、攻撃者管理下のOCIレジストリから悪意のあるモデルをプルして推論を要求することでこの問題を引き起こすことができます。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.6 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Docker
  • Docker Desktop 4.56.0 以上 4.71.0 未満

想定される影響

・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
・当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
・当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 信頼できない制御領域からの機能の組み込み(CWE-829) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-5843
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-5843
  2. 関連文書 : Docker Desktop release notes | Docker Docs
更新履歴

  • [2026年06月04日]
      掲載