【活用ガイド】

JVNDB-2026-016722

LinuxのLinux Kernelにおける解放済みメモリの使用に関する脆弱性

概要

Linuxカーネルには、bond_xmit_broadcast()関数におけるuse-after-freeの脆弱性が存在していました。この関数は、最後のスレーブに対して元のskbを再利用し、それ以外にはクローンを作成しますが、スレーブの追加・削除が同時に発生すると、最後のスレーブが変わり、結果的にskbが二重に解放される可能性がありました。この問題は、bond_is_last_slave()のチェックをループ前に取得したスナップショットのスレーブ数と比較する方式に変更することで修正されました。この修正により、UAFによるクラッシュやメモリ破壊のリスクが解消されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 5.10.94 以上 5.11 未満
  • Linux Kernel 5.15.17 以上 5.16 未満
  • Linux Kernel 5.16.3 以上 5.17 未満
  • Linux Kernel 5.17 以上 6.12.86 未満
  • Linux Kernel 6.13 以上 6.18.22 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 6.19.12 未満
  • Linux Kernel 7.0

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 解放済みメモリの使用(CWE-416) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-31419
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-31419
  2. 関連文書 : net: bonding: fix use-after-free in bond_xmit_broadcast() - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/3453882f36c40d2339267093676585a89808a73d)
  3. 関連文書 : net: bonding: fix use-after-free in bond_xmit_broadcast() - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/d4cc7e4c80b1634c7b1497574a2fdb18df6c026c)
  4. 関連文書 : net: bonding: fix use-after-free in bond_xmit_broadcast() - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/f5b94654a4a19891a8108d66ef166de6c028c6cd)
  5. 関連文書 : net: bonding: fix use-after-free in bond_xmit_broadcast() - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/2884bf72fb8f03409e423397319205de48adca16)
更新履歴

  • [2026年05月22日]
      掲載