【活用ガイド】

JVNDB-2026-016672

LinuxのLinux Kernelにおける初期化されていないリソースの使用に関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、bondingデバイスに非Ethernetスレーブ(例:GREトンネル)が追加されると、bond_setup_by_slave()関数はスレーブデバイスのheader_opsを直接bondデバイスにコピーします。その結果、dev_hard_header()がbondデバイス上で呼ばれた際に、header_ops内のコールバック関数が期待しているnetdev_priv()の型と異なる型のデータを読み込み、型混同が発生してカーネルがクラッシュする可能性があります。この脆弱性はbondingドライバの修正により、bond_header_opsというラッパー関数を導入し、常に正しいデバイスコンテキストでheader_opsの関数が呼び出されるようにすることで解決しました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.24 以上 6.12.78 未満
  • Linux Kernel 6.13 以上 6.18.19 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 6.19.9 未満
  • Linux Kernel 7.0

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 初期化されていないリソースの使用(CWE-908) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-43456
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-43456
  2. 関連文書 : bonding: fix type confusion in bond_setup_by_slave() - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/950803f7254721c1c15858fbbfae3deaaeeecb11)
  3. 関連文書 : bonding: fix type confusion in bond_setup_by_slave() - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/95597d11dc8bddb2b9a051c9232000bfbb5e43ba)
  4. 関連文書 : bonding: fix type confusion in bond_setup_by_slave() - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/9baf26a91565b7bb2b1d9f99aaf884a2b28c2f6d)
  5. 関連文書 : bonding: fix type confusion in bond_setup_by_slave() - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/6ac890f1d60ac3707ee8dae15a67d9a833e49956)
更新履歴

  • [2026年05月22日]
      掲載