【活用ガイド】

JVNDB-2026-016108

LinuxのLinux Kernelにおける不特定の脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。mm/slabでは、allow_spinがtrueでない場合にcurrent-mems_allowed_seqにアクセスしないようにしています。LockdepはNMIコンテキストでget_from_any_partial()が呼び出される際に警告を出します。なぜなら、current-mems_allowed_seqはseqcount_spinlock_t型であり、NMI安全ではないからです。警告内容はロック状態の不整合を示し、デッドロックの可能性を指摘しています。Documentation/locking/seqlock.rstによると、seqcount_tはNMI安全でなく、読み取りパスが書き込み側のクリティカルセクションを割り込む可能性がある場合にはseqcount_latch_tを使用すべきだとされています。本件ではcurrent-mems_allowed_seqにアクセスせず、再試行を避けるように修正されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.18 以上 6.18.16 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 6.19.6 未満
  • Linux Kernel 7.0

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-43285
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-43285
  2. 関連文書 : mm/slab: do not access current->mems_allowed_seq if !allow_spin - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/353dd9934447b9193643ae1afd938607a74d4915)
  3. 関連文書 : mm/slab: do not access current->mems_allowed_seq if !allow_spin - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/efd767ddcef0669bbd33c6a823ea0a88f06d4b29)
  4. 関連文書 : mm/slab: do not access current->mems_allowed_seq if !allow_spin - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/144080a5823b2dbd635acb6decf7ab23182664f3)
更新履歴

  • [2026年05月18日]
      掲載