【活用ガイド】

JVNDB-2026-016077

Python Software Foundationのurllib3における高圧縮データの処理 (データ増幅)に関する脆弱性

概要

urllib3はPython用のHTTPクライアントライブラリです。バージョン2.6.0から2.7.0未満の間において、urllib3は公式のBrotliライブラリを使用してレスポンスが解凍された場合の2回目のHTTPResponse.read(amt=N)呼び出し時に、要求された部分ではなくレスポンス全体を解凍してしまうことがありました。また、レスポンスが部分的に読み込まれ解凍された後にHTTPResponse.drain_conn()が呼び出された場合(圧縮アルゴリズムは問わず)にも同様の問題が発生しました。これらの問題により、urllib3は単一操作で少量の高度に圧縮されたデータを完全にデコードしてしまう可能性がありました。これが原因でクライアント側で過剰なリソース消費(高いCPU使用率および解凍データの大量のメモリ割り当て)を引き起こす恐れがありました。この脆弱性はバージョン2.7.0で修正されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Python Software Foundation
  • urllib3 2.6.0 以上 2.7.0 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 高圧縮データの不適切な処理 (データ増幅)(CWE-409) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-44432
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-44432
更新履歴

  • [2026年05月18日]
      掲載