【活用ガイド】

JVNDB-2026-015238

LinuxのLinux KernelにおけるNULL ポインタデリファレンスに関する脆弱性

概要

LinuxカーネルにおけるAMDGPUドライバーのメモリ予約サイズの不整合に起因する脆弱性が修正されました。具体的には、AMDGPU_VA_RESERVED_TRAP_SIZEが8KBに固定されているのに対し、KFD_CWSR_TBA_TMA_SIZEがシステムのページサイズに依存して変動するため、64KBページサイズの環境では不整合が発生し、カーネルがクラッシュしていました。本対策により、AMDGPU_VA_RESERVED_TRAP_SIZEを64KBに変更し、予約領域と割り当てサイズの不一致を解消しています。これによって、rocminfoやrcclのユニットテスト時に発生していたカーネルクラッシュの問題が修正され、安全性が向上しました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.13 以上 6.18.22 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 6.19.12 未満
  • Linux Kernel 6.9 以上 6.12.81 未満
  • Linux Kernel 7.0

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-31765
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-31765
  2. 関連文書 : drm/amdgpu: Change AMDGPU_VA_RESERVED_TRAP_SIZE to 64KB - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/6b2614a0ff05a2d2836311425091c8feca6f0c21)
  3. 関連文書 : drm/amdgpu: Change AMDGPU_VA_RESERVED_TRAP_SIZE to 64KB - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/77c918eaa4c916751769242567407f61c6af142a)
  4. 関連文書 : drm/amdgpu: Change AMDGPU_VA_RESERVED_TRAP_SIZE to 64KB - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/d3508cf822c4d96d3e492210314f8f6f2da7df58)
  5. 関連文書 : drm/amdgpu: Change AMDGPU_VA_RESERVED_TRAP_SIZE to 64KB - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/4487571ef17a30d274600b3bd6965f497a881299)
更新履歴

  • [2026年05月13日]
      掲載