【活用ガイド】

JVNDB-2026-015202

LinuxのLinux Kernelにおけるバッファサイズの計算の誤りに関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。xfrm: aeventサイズ計算におけるXFRMA_IF_IDの考慮について説明します。xfrm_get_ae()はxfrm_aevent_msgsize()で返信skbを割り当て、その後build_aevent()がx-if_idが設定されている場合にXFRMA_IF_IDを含む属性を追加します。しかし、xfrm_aevent_msgsize()はXFRMA_IF_IDのためのスペースを含んでいません。if_idを持つ状態の場合、build_aevent()は-EMSGSIZEで失敗し、xfrm_get_ae()内のBUG_ON(err 0)に達する可能性があります。これが不正なnetlink操作をカーネルパニックに変える原因となっていました。サイズ計算にXFRMA_IF_IDを無条件に考慮し、BUG_ONを通常のエラー処理に置き換えることで問題を解決しました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 4.19 以上 6.12.83 未満
  • Linux Kernel 6.13 以上 6.18.24 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 6.19.14 未満
  • Linux Kernel 7.0

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファサイズの計算の誤り(CWE-131) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-43107
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-43107
  2. 関連文書 : xfrm: account XFRMA_IF_ID in aevent size calculation - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/58e5735d1a5373652f405a0c16e54ac04aaab0ad)
  3. 関連文書 : xfrm: account XFRMA_IF_ID in aevent size calculation - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/7081d46d32312f1a31f0e0e99c6835a394037599)
  4. 関連文書 : xfrm: account XFRMA_IF_ID in aevent size calculation - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/e62e322ea20be78e346e4b49f9a6b9f03313af4c)
  5. 関連文書 : xfrm: account XFRMA_IF_ID in aevent size calculation - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/2c41283d94af943a05f7f2cc1a01f0c872f3cf43)
更新履歴

  • [2026年05月13日]
      掲載