【活用ガイド】

JVNDB-2026-014921

LinuxのLinux Kernelにおける境界外読み取りに関する脆弱性

概要

Linuxカーネルのdrm/xeサブシステムにおいて、madvise IOCTLでのpat_indexに対する境界チェックが不十分である脆弱性が報告されました。具体的には、xe_pat_index_get_coh_mode()関数がpat_indexの範囲検証を行わずに配列へアクセスするため、不正な値を用いることでカーネルの範囲外読み取りが発生する可能性があります。この問題はmadvise_args_are_sane()関数がpat_indexの検証を先行せずに処理を進めることに起因しています。この脆弱性が悪用されるとシステムの機密情報が漏洩するリスクを引き起こすおそれがあります。修正により、pat_indexの境界チェックが適切に実装され、またSpectre攻撃緩和のためにarray_index_nospec()が使用されるようになりました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.1 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.18 以上 6.18.16 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 6.19.6 未満

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外読み取り(CWE-125) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-43280
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-43280
  2. 関連文書 : drm/xe: Add bounds check on pat_index to prevent OOB kernel read in madvise - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/fbbe32618e97eff81577a01eb7d9adcd64a216d7)
  3. 関連文書 : drm/xe: Add bounds check on pat_index to prevent OOB kernel read in madvise - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/ffba51100ff61792fefbae11ca38ac1987a818dd)
  4. 関連文書 : drm/xe: Add bounds check on pat_index to prevent OOB kernel read in madvise - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/79f52655567a6471ff3d0d6325ede91bb14461f4)
更新履歴

  • [2026年05月11日]
      掲載