【活用ガイド】

JVNDB-2026-014837

LinuxのLinux Kernelにおける不特定の脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、writebackに関するデータ整合性を保証しないファイルシステムの同期処理を改善する修正が行われました。この修正では、データ永続性を保証できないファイルシステム(例:fuse)に対して、同期時にダーティinodeのライトバックを開始しますが、フラッシャースレッドの完了を待機しないように変更されました。これにより、fuse-overlayfsで発生していたサスペンド・トゥ・ラムのハング問題が解消されました。この問題は、フラッシャースレッドの完了待機によって発生し、特にユーザーセッションcgroupをsystemdが先にフリーズし、fuseデーモンが応答不能になる状況で顕著でした。この修正は、ファイルシステム全体の挙動としてデータ整合性のフラグをスーパーブロックレベルに設定し、同期処理の効率化と安定性の向上を実現しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.16 以上 6.18.21 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 6.19.11 未満
  • Linux Kernel 7.0

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-31465
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-31465
  2. 関連文書 : writeback: don't block sync for filesystems with no data integrity guarantees - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/76f9377cd2ab7a9220c25d33940d9ca20d368172)
  3. 関連文書 : writeback: don't block sync for filesystems with no data integrity guarantees - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/83800f8ef358ea2fc9b1ae4986b83f2bc24be927)
  4. 関連文書 : writeback: don't block sync for filesystems with no data integrity guarantees - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/5c24a13d8a0466ca0446e58309e51f2606520164)
更新履歴

  • [2026年05月11日]
      掲載