【活用ガイド】

JVNDB-2026-013651

LinuxのLinux Kernelにおける境界外読み取りに関する脆弱性

概要

Linuxカーネルのrxrpcモジュールには認証子のパーサーが範囲外読み取りを引き起こす脆弱性が存在しており、これが修正されました。この問題は、rxgk_verify_authenticator関数でauth_lenバイトを一時バッファにコピーした後、ポインタp + auth_lenをパーサーの終了位置として使用していたことに原因があります。pが__be32型であるため誤ったサイズ計算が行われ、実際には4倍の範囲を読み取ってしまっていました。その結果、悪意のある認証子によりメモリの境界外読み取りが発生する可能性がありました。この脆弱性は適切なオフセット計算を行うことで解決されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.1 (緊急) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.16.1 以上 6.18.23 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 6.19.13 未満
  • Linux Kernel 6.16
  • Linux Kernel 7.0

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外読み取り(CWE-125) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-31636
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-31636
  2. 関連文書 : rxrpc: fix RESPONSE authenticator parser OOB read - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/3e3138007887504ee9206d0bfb5acb062c600025)
  3. 関連文書 : rxrpc: fix RESPONSE authenticator parser OOB read - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/7875f3d9777bd4e9892c4db830571ab8ac2044c0)
  4. 関連文書 : rxrpc: fix RESPONSE authenticator parser OOB read - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/20a188775a9a9982d1987e12660d9b44b40a6c99)
更新履歴

  • [2026年04月30日]
      掲載