【活用ガイド】

JVNDB-2026-012881

LinuxのLinux Kernelにおける有効期限後のメモリの解放の欠如に関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。wifiのmac80211モジュールのieee80211_tx_prepare_skb()関数が失敗した場合に常にskbを解放するように変更されました。ieee80211_tx_prepare_skb()には3つのエラー経路がありますが、そのうち2つのみでskbが解放されていました。最初のエラー経路(ieee80211_tx_prepare()がTX_DROPを返す場合)はskbを解放しません。一方、invoke_tx_handlers()の失敗とフラグメンテーションチェックはskbを解放します。すべての経路で一貫性を持たせるため、最初のエラー経路にもkfree_skb()を追加しました。また、呼び出し元(ath9k、mt76、mac80211_hwsim)で不要になった重複解放処理を削除しました。さらに、関数のkdoc内にskb所有権の保証を文書化しました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.13.1 以上 6.18.20 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 6.19.10 未満
  • Linux Kernel 3.13
  • Linux Kernel 7.0

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 有効期限後のメモリの解放の欠如(CWE-401) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-23444
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-23444
  2. 関連文書 : wifi: mac80211: always free skb on ieee80211_tx_prepare_skb() failure - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/50f1b690b4868923fbd242298def2fb88662f108)
  3. 関連文書 : wifi: mac80211: always free skb on ieee80211_tx_prepare_skb() failure - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/d5ad6ab61cbd89afdb60881f6274f74328af3ee9)
  4. 関連文書 : wifi: mac80211: always free skb on ieee80211_tx_prepare_skb() failure - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/06e769dddcbeb3baf2ce346273b53dd61fdbecf4)
更新履歴

  • [2026年04月27日]
      掲載