【活用ガイド】

JVNDB-2026-012718

LinuxのLinux Kernelにおける到達可能なアサーションに関する脆弱性

概要

Linuxカーネルにおいて、tracing_buffers_mmap_close関数のWARN_ON問題が修正されました。プロセスがforkすると子プロセスは親のVMAをコピーしますが、user_mappedの参照カウントは増加しません。そのため、両方のプロセス終了時にtracing_buffers_mmap_close()が2回呼び出され、2回目にはuser_mappedが0のままであるためWARN_ONが発生します。通常は問題になりませんが、アプリケーションがmadvise(MADV_DOFORK)を呼び出す場合にこの問題が発生します。この脆弱性は、VMAのopenコールバックでuser_mappedの参照カウントを適切に増加させることで修正されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 6.10.1 以上 6.12.77 未満
  • Linux Kernel 6.13 以上 6.18.17 未満
  • Linux Kernel 6.19 以上 6.19.7 未満
  • Linux Kernel 6.10
  • Linux Kernel 7.0

想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 到達可能なアサーション(CWE-617) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-23380
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-23380
  2. 関連文書 : tracing: Fix WARN_ON in tracing_buffers_mmap_close - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/b0f269ba6fefe9e3cb9feedcf78fcd0b633800c0)
  3. 関連文書 : tracing: Fix WARN_ON in tracing_buffers_mmap_close - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/cdd96641b64297a2db42676f051362b76280a58b)
  4. 関連文書 : tracing: Fix WARN_ON in tracing_buffers_mmap_close - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/e39bb9e02b68942f8e9359d2a3efe7d37ae6be0e)
  5. 関連文書 : tracing: Fix WARN_ON in tracing_buffers_mmap_close - kernel/git/stable/linux.git - Linux kernel stable tree (https://git.kernel.org/stable/c/91f3e8d84c89918769e71393f839c9fefadc2580)
更新履歴

  • [2026年04月27日]
      掲載