【活用ガイド】

JVNDB-2026-012492

OpenEXRにおける整数オーバーフローの脆弱性

概要

OpenEXRは、映画業界向けの画像保存フォーマットであるEXRファイルフォーマットの仕様および参照実装を提供します。バージョン3.4.0から3.4.9には、OpenEXRのHTJ2K(High-Throughput JPEG 2000)デコードパスに符号付き整数オーバーフローの脆弱性があります。この脆弱性は、内部関数で32ビット符号付き整数を使用したバイト数の加算によりオーバーフローが発生し、未定義動作やヒープの境界外書き込みを引き起こします。細工されたEXRファイルを処理すると、メモリ割り当てに失敗したり、悪用により不正なメモリ書き込みが発生したりする可能性があります。本問題に対する修正は2026年4月5日にリリースされたバージョン3.4.10で実装されており、このバージョンへの更新を推奨します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 低
影響を受けるシステム


OpenEXR
  • OpenEXR 3.4.0 以上 3.4.10 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアの一部が停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 整数オーバーフローまたはラップアラウンド(CWE-190) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-39886
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-39886
  2. 関連文書 : Release v3.4.10  AcademySoftwareFoundation/openexr  GitHub
更新履歴

  • [2026年04月24日]
      掲載