【活用ガイド】

JVNDB-2026-011718

Rackにおける緩すぎる正規表現に関する脆弱性

概要

Rackはモジュラー構造のRubyウェブサーバーインターフェースです。バージョン2.2.23、3.1.21、および3.2.6より前では、Rack::Sendfile#map_accel_pathがX-Accel-Redirect用のファイルパスを書き換える際に、X-Accel-Mappingリクエストヘッダーの値を正規表現に直接挿入していました。ヘッダーの値がエスケープされていなかったため、X-Accel-Mappingをバックエンドに提供できる攻撃者は正規表現のメタ文字を注入し、生成されるX-Accel-Redirectレスポンスヘッダーを制御できました。Rack::Sendfileとx-accel-redirectを使用する環境では、この脆弱性により攻撃者がnginxに内部設定された意図しないファイルを提供させることが可能でした。この問題はバージョン2.2.23、3.1.21、および3.2.6で修正されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Rack
  • Rack 2.2.23 未満
  • Rack 3.0.0 以上 3.1.21 未満
  • Rack 3.2.0 以上 3.2.6 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアは停止しません。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 緩すぎる正規表現(CWE-625) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-34830
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-34830
更新履歴

  • [2026年04月20日]
      掲載