【活用ガイド】

JVNDB-2026-011534

Vikunjaにおける過度な認証試行の不適切な制限に関する脆弱性

概要

Vikunjaはオープンソースのセルフホスト型タスク管理プラットフォームです。バージョン2.3.0以前では、データベーストランザクション処理のバグによりTOTPの失敗時ロックアウト機構が正しく機能していませんでした。TOTPの検証に失敗すると、pkg/routes/api/v1/login.goのログインハンドラはHandleFailedTOTPAuthを呼び出し、その後無条件にロールバックを行います。pkg/user/totp.goのHandleFailedTOTPAuthは失敗回数を追跡するためにインメモリのカウンター(キー・バリュー・ストア)を使用しています。カウンターが10に達すると、同じデータベースセッション上でuser.SetStatus(s, StatusAccountLocked)を呼び出します。しかしログインハンドラはTOTP失敗後に常にロールバックを行うため、StatusAccountLockedの書き込みは取り消されてしまいます。インメモリのカウンターは10を超えて正しくインクリメントされるため、ロックアウトコードは以降のすべての試行で実行されますが、データベースへの書き込みは毎回ロールバックされます。これによりTOTPコードに対するブルートフォース攻撃が無制限に可能となっていました。この脆弱性はバージョン2.3.0で修正されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Vikunja
  • Vikunja 2.3.0 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。
さらに、当該ソフトウェアは停止しません。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 過度な認証試行の不適切な制限(CWE-307) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-35597
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-35597
  2. 関連文書 : fix(security): persist TOTP lockout across login rollback by tink-bot  Pull Request #2576  go-vikunja/vikunja  GitHub
  3. 関連文書 : Release v2.3.0  go-vikunja/vikunja  GitHub
  4. 関連文書 : test(webtests): add end-to-end TOTP lockout test  go-vikunja/vikunja@6ca0151  GitHub
更新履歴

  • [2026年04月20日]
      掲載