【活用ガイド】

JVNDB-2026-011524

osslsigncode projectのosslsigncodeにおける複数の脆弱性

概要

osslsigncodeはAuthenticode署名およびタイムスタンプ処理を実装するツールです。バージョン2.12以前のosslsigncodeには、いくつかの署名検証パスにおいてスタックバッファオーバーフローの脆弱性が存在していました。PKCS#7署名の検証中に、コードは解析されたSpcIndirectDataContent構造体からダイジェスト値を検証用の固定サイズスタックバッファ(mdbuf[EVP_MAX_MD_SIZE]、64バイト)にコピーしますが、コピー元の長さがバッファサイズ内に収まっているかどうかを検証しません。この問題はPE、MSI、CAB、スクリプトファイルの検証ハンドラに存在していました。攻撃者はSpcIndirectDataContent内のダイジェストフィールドを過大にした悪意のある署名付きファイルを作成可能であり、ユーザーがそのようなファイルをosslsigncode verifyで検証すると、範囲外のmemcpyによりスタックバッファがオーバーフローし、隣接するスタック状態を破壊する可能性があります。この脆弱性はバージョン2.12で修正されました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


osslsigncode project
  • osslsigncode 2.12 未満

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

当該ソフトウェアが扱う全ての情報が外部に漏れる可能性があります。
また、当該ソフトウェアが扱う全ての情報が書き換えられる可能性があります。
さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。
そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GitHub
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. スタックベースのバッファオーバーフロー(CWE-121) [その他]
  2. 境界外書き込み(CWE-787) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2026-39853
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2026-39853
  2. 関連文書 : Release 2.12  mtrojnar/osslsigncode  GitHub
  3. 関連文書 : Fixed buffer overflow while extracting msg digest  mtrojnar/osslsigncode@cbee1e7  GitHub
更新履歴

  • [2026年04月20日]
      掲載